1966-11-10 第52回国会 参議院 予算委員会 閉会後第1号
その後の検察陣のきびしい追及がなされましたが、昭和二十九年の四月二十日に吉田自民党政府が検察首脳会議に対して佐藤逮捕の延長を申し入れた。翌二十一日犬養法相の指揮権発動が行なわれた。そうして理由書まではっきり書いてある。
その後の検察陣のきびしい追及がなされましたが、昭和二十九年の四月二十日に吉田自民党政府が検察首脳会議に対して佐藤逮捕の延長を申し入れた。翌二十一日犬養法相の指揮権発動が行なわれた。そうして理由書まではっきり書いてある。
これはきわめて論理的なことでありまして、日華平和条約を締結した当時の吉田自民党政府の誤まり、それから来る日本の対アジア政策の混迷から抜け出ることができるようになる。これは非常に大きい前進です。政府、特に総理は、この際決断をもって、このアジアの政策の軸を、最も近隣にある中国、あるいはまた朝鮮に置くようになさるべきだと私は思います。いかがですか。